結婚を機に保険を見直すべき?20代後半夫婦が考えたこと

こんにちは。KuraUP編集部です。

結婚式が終わって少し落ち着いたころ、ふと気になったことがありました。

それは、**「今の保険、このままで大丈夫なのかな?」**ということ。

結婚前は、自分の保険について深く考える機会はあまりありませんでした。
なんとなく入っている保険がある。
親や実家のつながりで契約している保険がある。
会社員だから、何かあってもある程度は大丈夫な気がする。

そんなふうに、どこか曖昧なまま過ごしていました。

でも、結婚して夫婦になり、これからの暮らしや将来のことを考えるようになると、保険は「自分だけのもの」ではなくなっていきます。

もし自分が病気になったら。
もし働けなくなったら。
もし夫に何かあったら。
これから妊娠や出産を考えるなら、家計はどう変わるのか。

今回は、20代後半で結婚した私たち夫婦が、保険について考えるようになったきっかけと、見直すときに大切だと感じたことをまとめます。

※この記事は、特定の保険商品への加入をすすめるものではありません。保険の必要性は、働き方・家計・貯蓄・家族構成によって変わります。最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて検討してください。

結婚式が終わって、ようやく暮らしのことを考える余裕ができた

結婚式の準備中は、正直なところ、目の前のことで精一杯でした。

式場との打ち合わせ、衣装、ゲスト対応、親族との調整、引き出物、写真、当日の準備。
やることが多くて、保険や家計のような少し重たい話は、どうしても後回しになっていました。

でも、結婚式が終わり、日常が少しずつ戻ってきたころ。
ようやく、これからの暮らしについて落ち着いて考える余裕が出てきました。

そのときに浮かんだのが、

「私たち、もしものときのお金について、ちゃんと話せているのかな?」

という不安でした。

わが家は夫婦で別財布。だからこそ不安もあった

わが家は、夫婦で別財布に近い形で家計を管理しています。

普段の生活では、それで大きく困ることはありません。
それぞれが働いていて、それぞれの収入があり、自分のお金は自分で管理する。

ある意味、気楽で、自立した形でもあります。

でも、もし自分が病気になって働けなくなったらどうなるのか。
自分の収入が減ったとき、生活費はどうするのか。
夫に頼り切りになってしまうのではないか。

そんな不安がありました。

夫は、そのときのための貯金をしているのだろうか。
しているとしても、それに頼ることになるのは申し訳ない。

そう考えたことが、保険を見直したいと思った大きなきっかけでした。

「入っているけど、内容は分からない」状態だった

保険について考え始めたとき、まず気づいたのは、私たちがそれぞれ入っている保険の内容をあまり理解していないことでした。

夫は、夫の実家のつながりで生命保険を契約しているようでした。
ただ、どんな保障内容なのか、どんなときにいくら受け取れるのかまでは、私は詳しく知りませんでした。

一方で私は、学生時代の名残で生協の保険に入っていました。

けれど、正直なところ、補償内容はほとんど理解できていませんでした。

「なんとなく入っている」
でも、
「何に備えられているのかは分かっていない」

それが、当時の私たちの保険との距離感でした。

保険の見直しというと、新しい保険に入ることを想像しがちです。
でも、まず大切なのは、今入っている保険の内容を知ることなのだと思います。

夫婦でお金の話をする難しさもあった

本当は、結婚式が終わって落ち着いたころに、夫婦で保険やお金のことを一度確認したいと思っていました。

ただ、夫はお金について夫婦で話すことにあまり前向きではないタイプです。

保険の話を持ち出したときも、

「先でよくない?」

という反応でした。

その気持ちも分からなくはありません。
保険やお金の話は、現実的で、少し重たい話でもあります。

特に、夫婦で別財布の場合、どこまで相手のお金のことを聞いていいのか、少し迷うところもあります。

でも、いざ私が病気になって初めて、夫もきちんと検討してくれるようになった気がします。

何かが起きてから慌てるのではなく、元気なうちに一度話しておくこと。
今は、その大切さを強く感じています。

保険は「民間保険だけ」で考えなくていい

保険を見直すときに、まず知っておきたいのが、公的保険と民間保険の違いです。

金融庁は、保険には大きく分けて「公的保険」と「民間保険」があり、民間保険は公的保険を補完する面があるため、公的保険の保障内容を理解したうえで必要に応じて加入することが重要だと説明しています。

つまり、保険を考えるときは、いきなり民間保険だけを見るのではなく、

  • 公的保険でどこまでカバーされるのか
  • 会社員として受けられる制度はあるのか
  • 貯金でまかなえる部分はあるのか
  • それでも足りない部分は何か

を整理することが大切です。

医療費には「高額療養費制度」がある

たとえば、病気やけがで医療費が高額になった場合には、高額療養費制度があります。

高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が、年齢や所得に応じて定められた上限額を超えた場合に、その超えた額が支給される制度です。

もちろん、すべての出費がゼロになるわけではありません。
差額ベッド代、食事代、通院交通費、先進医療など、対象外になる費用もあります。

それでも、「医療費が高額になったら全額自分で払わないといけない」と思い込む前に、こうした公的制度を知っておくことは大切です。

働けなくなったときの備えも考えたい

病気やけがで働けなくなった場合、会社員など健康保険に加入している人は、条件を満たせば傷病手当金を受け取れる場合があります。

協会けんぽでは、傷病手当金について、病気やけがで仕事に就くことができない場合に、条件を満たすことで支給対象になると説明しています。自宅療養の期間も、仕事に就けないことについて証明がある場合は対象になることがあります。

また、病気やけがによって生活や仕事に支障が出る状態になった場合、条件を満たせば障害年金を受け取れる可能性もあります。日本年金機構では、障害年金には障害基礎年金と障害厚生年金があり、初診日に加入していた年金制度などによって請求できる年金が異なると説明しています。

ただし、これらの制度は誰でも必ず受け取れるものではなく、加入状況や勤務先、病状、納付状況などによって変わります。

だからこそ、民間保険を考える前に、まず自分がどんな公的制度の対象になりうるのかを確認しておくと安心です。

医療保険・生命保険・就業不能保険の違いが分かりにくかった

保険を見直そうと思っても、最初にぶつかったのは「そもそも違いが分からない」という壁でした。

医療保険。
生命保険。
就業不能保険。

名前は聞いたことがあっても、それぞれ何に備えるものなのか、どこまで必要なのかが分かりにくかったです。

ざっくり整理すると、以下のようなイメージです。

医療保険

病気やけがで入院・手術をしたときの費用に備える保険です。

入院給付金、手術給付金、通院保障、先進医療特約などが付くことがあります。

ただし、高額療養費制度など公的な医療制度もあるため、どこまで民間保険で備えるかは、自分の貯金や不安の大きさによって変わります。

生命保険

自分に万が一のことがあった場合に、残された家族へお金を残すための保険です。

独身のときよりも、配偶者や子どもがいる場合に必要性を感じやすくなります。

ただし、夫婦共働きで子どもがいない場合、どちらか一方に大きな死亡保障が本当に必要かは、家計や貯蓄状況によって変わります。

就業不能保険

病気やけがで長期間働けなくなった場合の収入減少に備える保険です。

医療費そのものよりも、働けない期間の生活費をどうするかに関わる保険です。

別財布の夫婦や、住宅ローン・家賃・生活費の負担が大きい家庭では、検討する価値があるかもしれません。

保障額をいくらにすればいいのかも難しい

保険で悩んだのは、種類だけではありません。

保障額をいくらにすればいいのかも、とても難しく感じました。

少なすぎると不安。
でも、多ければ多いほど安心というわけでもない。
保障を増やせば、その分、毎月の保険料も高くなります。

保険料が高くなりすぎると、今の暮らしを圧迫してしまいます。

将来に備えるための保険なのに、今の生活が苦しくなってしまったら本末転倒です。

だからこそ、保険を考えるときは、

  • 毎月無理なく払えるか
  • 貯金でまかなえる部分はないか
  • 公的保険でカバーされる部分はないか
  • 本当に必要な保障だけになっているか
  • 夫婦のどちらか一方に負担が偏っていないか

を見ておきたいと思いました。

「口車に乗せられそう」という不安もあった

保険相談に対して、少し抵抗もありました。

相談すれば、きっと分かりやすく説明してもらえる。
比較もできるかもしれない。

そう思う一方で、

「うまく説明されるうちに、不要な保障までたくさんついた、コスパの悪い保険を契約してしまうのでは?」

という不安もありました。

保険は、内容が複雑です。
分からない言葉も多いです。
だからこそ、説明してくれる人の言葉に流されやすい面もあると思います。

もちろん、保険相談サービスやFP相談そのものが悪いわけではありません。
むしろ、自分たちだけでは整理しきれない情報を比較したり、考え方を知ったりするには便利な選択肢です。

ただ、何も分からない状態で丸投げするのではなく、ある程度自分たちでも調べたうえで相談した方が、納得して選びやすいと感じました。

保険相談を使うなら、比較や整理のために活用したい

保険相談サービスやFP相談を使うなら、私たちは「契約するため」だけではなく、比較や整理のために活用したいと思っています。

たとえば、

  • 今入っている保険の内容を整理したい
  • 医療保険・生命保険・就業不能保険の違いを知りたい
  • 夫婦で必要な保障を考えたい
  • 公的保険や貯金で足りる部分も確認したい
  • 複数社の保険を比較したい

という使い方です。

相談したからといって、その場で契約しなければいけないわけではありません。

むしろ、いくつかの選択肢を見たうえで、家に持ち帰って夫婦で話し合うくらいがちょうどいいのではないかと思います。

20代後半は、保険を一度見直すタイミングかもしれない

20代後半は、ライフステージが変わりやすい時期です。

結婚する。
同棲を始める。
結婚式をする。
転職する。
妊娠や出産を考える。
家を買うかどうか考える。
親のことも少しずつ気になり始める。

こうした変化が重なると、お金の使い方や、必要な備えも変わっていきます。

また、保険は年齢や健康状態によって、保険料や加入条件が変わる場合があります。
だからこそ、30代に入る前後で一度、自分がどんな保障に入っているのかを確認しておくのは大切だと感じました。

焦って契約する必要はありません。

でも、今の自分が、

  • 何に備えられているのか
  • 何に備えられていないのか
  • もし働けなくなったら生活費はどうするのか
  • 夫婦でどこまで支え合うのか
  • 子どもを考えるなら家計をどう変えるのか

を知っておくだけでも、安心感は変わると思います。

夫婦で確認しておきたい保険のチェックリスト

保険を見直す前に、まずは夫婦で以下を確認しておくとよさそうです。

1. 今入っている保険の種類

医療保険なのか、生命保険なのか、就業不能保険なのか。
まずは保険証券やマイページを見て、契約内容を確認します。

2. 毎月の保険料

毎月いくら払っているのか。
年払いの場合は、月換算でいくらなのか。

家計に対して無理のない金額かを確認します。

3. どんなときに、いくら受け取れるのか

入院したとき。
手術したとき。
働けなくなったとき。
万が一のことがあったとき。

それぞれ、どんな条件でいくら受け取れるのかを見ておきたいです。

4. 公的保険や会社の制度

高額療養費制度、傷病手当金、勤務先の福利厚生など、民間保険以外で使える制度も確認します。

会社員・自営業・扶養内勤務など、働き方によって使える制度は変わります。

5. 貯金でまかなえる範囲

すべてを保険でカバーしようとすると、保険料が高くなりすぎることがあります。

数か月分の生活費が貯金でまかなえるのか。
医療費の一部は貯金で対応できるのか。

このあたりも考えておきたいです。

6. 夫婦の負担に大きな差が出ていないか

別財布の夫婦ほど、保険料や生活費の負担が偏っていないかも確認しておきたいところです。

どちらか一方がすべてを背負うのではなく、もしものときにどう支え合うのか。
その話し合い自体が、保険を見直す意味のひとつだと思います。

保険は「不安だから入る」より「必要な備えを選ぶ」もの

保険を考え始めると、不安はどんどん出てきます。

病気になったらどうしよう。
働けなくなったらどうしよう。
夫に何かあったらどうしよう。
将来、子どもができたらどうしよう。

でも、不安を全部保険で埋めようとすると、保障も保険料も膨らんでしまいます。

大切なのは、やみくもに入ることではなく、今の自分たちに本当に必要な備えを選ぶこと。

公的保険や貯金で足りる部分もある。
民間保険で補った方が安心な部分もある。
夫婦で話し合って決めた方がいい部分もある。

そうやって整理していくことが、保険の見直しなのだと思います。

まとめ:まずは「今の保障」を知ることから

結婚を機に、保険を必ず見直すべきか。

答えは、夫婦の状況によって違います。

でも、少なくとも私たちは、結婚後に一度、自分たちの保険やお金について確認しておけばよかったと感じました。

特に、夫婦で別財布の場合。
将来、妊娠や出産を考えている場合。
どちらかが働けなくなったときの生活費が不安な場合。
今入っている保険の内容をよく理解できていない場合。

そんなときは、まず「今の保障」を見直してみるだけでも意味があると思います。

保険は、焦って契約するものではありません。
でも、何も知らないまま放置しておくと、いざというときに不安が大きくなります。

忙しい毎日の中でも、自分と家族のこれからを少し大切にする選択を。

KuraUPでは、保険についても、メリットだけでなく注意点も含めて、暮らしに合う選択肢を考えていきたいと思います。

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