共働き夫婦の家事分担、どうしてる?「きっちり半分」より大切にしたいこと

共働き夫婦の家事分担、どうしてる?「きっちり半分」より大切にしたいこと

こんにちは。KuraUP編集部です。

結婚して一緒に暮らし始めると、思っていた以上に難しいと感じるのが、家事分担です。

料理、洗濯、掃除、ゴミ出し。
それだけなら、なんとなく分けられそうに思えます。

でも実際には、洗剤の詰め替え、排水口の掃除、日用品の補充、献立を考えること、洗濯物をしまうこと、郵便物の確認など、名前のつきにくい小さな家事がたくさんあります。

しかも共働きだと、平日はお互いに忙しい。
仕事で疲れて帰ってきたあとに、家事の話をするだけでも少ししんどい。

わが家でも、結婚後に家事分担でモヤモヤしたことがありました。

今回は、共働き夫婦が家事分担で不満をためないために、実際に感じたことや、ネット上でもよく紹介されている家事Tipsをもとに、無理なく暮らしを回す工夫をまとめます。

※この記事は「夫婦で家事を完全に半分に分ける方法」ではなく、「どちらか一方に負担が偏りすぎないようにするための考え方」をまとめたものです。

共働きでも、家事の負担は偏りやすい

共働きだからといって、家事が自然に半分になるわけではありません。

むしろ、どちらも忙しいからこそ、家事の偏りに気づきにくかったり、不満を伝えるタイミングを逃したりすることがあります。

内閣府男女共同参画局の資料でも、家事・育児・介護時間は男女で差があり、女性の方が長い傾向が示されています。平成28年時点では、女性の家事・育児・介護時間は208分、男性は44分とされています。

もちろん、家庭によって事情は違います。
でも、「共働きなのに、なぜか自分の方が家事を多くやっている気がする」という感覚は、決して珍しいものではないのだと思います。

わが家でも「私の方が多くやっている気がする」と感じた

結婚後に家事をしていてモヤっとしたのは、自分の方が家事を多くやっている気がするという感覚でした。

相手がまったく家事をしないわけではありません。
むしろ、頼めばやってくれる。

でも、こちらが言わないと気づかない。
「やってくれるけど、言わないとやらない」という感じがありました。

忙しい時期になると、その小さなズレが一気にしんどくなります。

洗濯物がたまっている。
水回りが汚れている。
洗剤がなくなりそう。
ゴミ袋を替えないといけない。
でも、それに気づいて動くのはいつも自分。

ひとつひとつは小さなことでも、積み重なると「なんで私ばっかり気づいているんだろう」と感じてしまうことがありました。

偏りを感じやすかったのは、洗濯と水回り掃除

わが家の場合、特に偏りを感じやすかったのは、洗濯と水回りの掃除でした。

夫は料理が好きで、料理は率先してやってくれていました。
それ自体は、本当にありがたいことです。

ただ一方で、洗濯や水回りの掃除は私に偏りがちでした。

そのときに悩んだのが、「料理1回」と「水回りの掃除1回」は、同じ“家事1回”として考えていいのだろうかということでした。

料理は、完成したものが見えます。
「作ってくれた」という達成感も分かりやすい。

でも、水回りの掃除や洗濯は、やってもすぐにまた汚れるし、散らかります。
しかも、やったことに気づかれにくい。

家事分担は、単純に「回数」で半分にできるものではないのだと感じました。

家事分担で大切なのは「回数」よりも負担感

家事分担を考えるとき、つい「何回やったか」で比べたくなります。

料理を1回した。
掃除を1回した。
洗濯を1回した。

でも、同じ1回でも、かかる時間や疲れ方、精神的な負担は違います。

たとえば、料理には献立を考える、買い物をする、調理する、片付けるという流れがあります。
洗濯も、洗う、干す、取り込む、畳む、しまうまで含めると意外と長い。
水回りの掃除は、汚れに気づくこと自体にストレスがある場合もあります。

だから、家事分担は「回数」だけでなく、以下のような視点で見直すのがおすすめです。

  • 所要時間はどのくらいか
  • どちらが得意か、苦手か
  • どちらに偏りやすいか
  • 毎日必要か、週末でよいか
  • 気づく人が固定化していないか
  • やったことが見えにくい家事ではないか

家事の負担は、数字だけでは測れません。
だからこそ、夫婦で話すときも「私は何回やった」より、「この家事が続くとしんどい」と伝える方が分かりやすいことがあります。

「指摘」になってしまうと、空気が悪くなることもある

家事について不満を感じたとき、できるだけ軽く伝えるようにはしていました。

でも、どうしても「指摘」のような空気は出てしまいます。

「これもやってほしい」
「ここに気づいてほしい」
「洗濯物、しまっておいてほしい」

そう伝えたいだけなのに、相手からすると責められているように感じることもあります。

結果的に、少し空気が悪くなってしまったこともありました。

家事分担の難しさは、作業量だけではありません。
気持ちの伝え方も、かなり大きいと感じます。

家事はまず「見える化」すると話しやすい

ネット上でもよく紹介されている家事分担Tipsのひとつが、家事の見える化です。

「料理」「掃除」「洗濯」のような大きな項目だけではなく、できるだけ細かく書き出してみます。

たとえば、洗濯だけでも、

  • 洗濯機を回す
  • 洗剤を補充する
  • 洗濯物を干す
  • 取り込む
  • 畳む
  • しまう
  • 洗濯槽を掃除する
  • 洗濯ネットを管理する

などがあります。

水回り掃除なら、

  • 洗面台を拭く
  • 排水口のゴミを取る
  • お風呂の排水口を掃除する
  • 鏡の水垢を落とす
  • トイレ掃除をする
  • 詰め替え用品を補充する
  • カビ対策をする

など。

こうして書き出すと、「家事」とひとことで言っても、実際にはかなり細かい作業の集まりだと分かります。

総務省統計局も、社会生活基本調査の家事関連時間は男女共同参画や少子化対策などの基礎資料として活用されていると説明しており、家事にかかる時間は社会的にも重要な生活時間のひとつです。

家事を書き出すことは、相手を責めるためではありません。
「これだけあるなら、どこを分担する?」「どこを減らす?」と話すための材料になります。

「気づいた人がやる」は、気づく人に偏りやすい

家事分担でよくあるのが、気づいた人がやるというルールです。

一見、柔軟でよさそうに見えます。
でも実際には、家事に気づきやすい人ばかりが動くことになりがちです。

洗剤がなくなりそうなことに気づく。
床のほこりに気づく。
排水口の汚れに気づく。
冷蔵庫の中身に気づく。

こういう「気づく力」に差があると、気づく人だけがどんどん疲れていきます。

だから、家事分担は「気づいた人がやる」だけではなく、ある程度、担当やタイミングを決めておく方がラクです。

たとえば、

  • ゴミ出しは曜日で担当を決める
  • お風呂掃除は最後に入った人がやる
  • 洗濯は平日と休日で担当を分ける
  • 水回りは週末に一緒にやる
  • 日用品の補充は買い物アプリやメモに入れる

など。

きっちりしすぎると続きにくいので、最初はゆるくて大丈夫です。

不満が爆発する前に、軽く相談する

家事の話は、不満がたまってから伝えると、どうしても強い言い方になりやすいです。

本当は「少し分担を変えたい」だけなのに、
「なんでやってくれないの?」
「いつも私ばっかり」
という言い方になってしまうこともあります。

わが家では、できるだけ不満が爆発する前に、軽く相談する方がよいと感じました。

たとえば、

「平日ちょっと回らなくなってきたから、ここだけ一緒にやらない?」
「今から水回りだけ一緒にやろ〜」
「洗濯物たまってきたから、半分お願いしていい?」

という感じです。

「指摘」ではなく、「一緒にやろう」という言い方にすると、少し空気が柔らかくなります。

もちろん、毎回うまくいくわけではありません。
でも、不満が大きくなる前に軽く共有するだけでも、家事分担の話はしやすくなると思います。

平日は完璧を目指さない

共働き夫婦の家事は、平日に完璧を目指すとかなり大変です。

仕事をして、帰ってきて、ごはんを食べて、片付けて、お風呂に入って、明日の準備をする。
それだけで十分疲れます。

だから、平日は最低ラインを決めておくのがおすすめです。

たとえば、

  • 洗濯物は畳まず、いったんカゴに入れる
  • 水回りは汚れが気になるところだけ拭く
  • 掃除機は週末にまとめる
  • 料理は無理せず惣菜や冷凍食品も使う
  • 洗い物は翌朝に回してもOKにする
  • 部屋が多少散らかっていても、生活できればよしとする

完璧にできない日があっても、暮らしは続きます。

家事分担で大切なのは、毎日きれいに整えることより、どちらか一方が無理をし続けないことだと思います。

洗濯をラクにするTips

洗濯は、家事の中でも工程が多い作業です。

洗うだけでは終わらず、干す、取り込む、畳む、しまうまで続きます。
だからこそ、少しでも工程を減らすとラクになります。

乾燥まで任せられるものは任せる

洗濯乾燥機や浴室乾燥が使える場合は、干す手間を減らせます。

もちろん、電気代や服の傷みやすさなどは考える必要があります。
でも、忙しい時期だけでも乾燥機能に頼ると、かなり気持ちがラクになります。

畳まない収納にする

タオルや下着、部屋着などは、きれいに畳まなくても困らない場合があります。

カゴに分ける。
引き出しにざっくり入れる。
ハンガーのまま収納する。

「畳む」工程を減らすだけで、洗濯の負担はかなり軽くなります。

洗濯ネットやカゴで仕分けを簡単にする

色物、デリケート衣類、タオルなどを最初から分けておくと、洗濯前の仕分けがラクになります。

洗濯カゴを複数置くのも便利です。

水回り掃除をラクにするTips

水回りは、汚れが見えやすく、放置すると気になりやすい場所です。

しかも、掃除してもすぐにまた汚れます。
だからこそ、毎回しっかり磨くより、汚れにくい仕組みを作る方が続きます。

浮かせる収納にする

お風呂や洗面所では、物を床や台に置くほどぬめりやカビが出やすくなります。

シャンプーボトル、掃除ブラシ、スポンジなどは、できるだけ浮かせる収納にすると掃除がラクになります。

排水口ネットを使う

排水口の掃除は、気づいた人に偏りやすい家事のひとつです。

ネットを使うと、髪の毛やゴミをまとめて捨てやすくなります。
こまめに掃除するハードルが下がるので、負担を減らしやすいです。

こすらない洗剤や使い捨てシートを活用する

掃除は「ちゃんとブラシで磨くもの」と思いがちですが、忙しい時期はこすらない洗剤や使い捨てシートに頼るのもありです。

完璧に磨く日と、軽く済ませる日を分けるだけでも続けやすくなります。

家電やサービスに頼るのは、手抜きではない

家事分担の話になると、つい「どちらがやるか」に意識が向きがちです。

でも、夫婦のどちらがやるかだけでなく、そもそも家事を減らせないかを考えることも大切です。

家電や便利グッズ、サービスに頼ることは、手抜きではありません。
暮らしを回すための工夫です。

たとえば、

  • ロボット掃除機
  • 食洗機
  • 洗濯乾燥機
  • ネットスーパー
  • 宅食サービス
  • 家事代行
  • まとめ買いサービス
  • 収納グッズ
  • 掃除シートや便利洗剤

こうしたものをうまく取り入れると、夫婦のどちらかが頑張り続けなくても済むことがあります。

もちろん、すべてを導入する必要はありません。
予算や家の広さ、生活スタイルに合うものだけで十分です。

大切なのは、「家事は自分たちだけで完璧にこなさないといけない」と思い込まないことだと思います。

家事分担は、完璧に半分じゃなくていい

家事分担というと、50:50にすることが理想のように感じるかもしれません。

でも実際には、仕事の忙しさも、体調も、得意不得意も、その時期によって変わります。

どちらかが忙しい時期は、もう一方が少し多めに引き受ける。
体調が悪いときは、できる方がやる。
でも、それが当たり前になりすぎないように、あとで見直す。

そんなふうに、柔軟に調整できる方が続きやすいと感じます。

家事は、きっちり半分にすることよりも、どちらかが我慢し続けないことの方が大切です。

共働き夫婦におすすめの家事分担チェックリスト

家事分担を見直したいときは、まず以下を確認してみるのがおすすめです。

1. 今ある家事を書き出す

料理、洗濯、掃除だけでなく、名もなき家事も含めて書き出します。

2. 誰が気づいているかを見る

実際に作業している人だけでなく、「気づいている人」が偏っていないかを確認します。

3. 回数ではなく負担感で見る

料理1回、掃除1回のように単純に数えるのではなく、時間や疲れ方、得意不得意も考えます。

4. 平日の最低ラインを決める

平日にどこまでやるか、休日に回していいものは何かを決めておくとラクです。

5. 家電やサービスで減らせる家事を探す

夫婦で分ける前に、そもそも減らせる家事がないかを考えます。

6. 不満がたまる前に軽く話す

「なんでやってくれないの?」ではなく、「一緒にやろう」「ここだけ分担したい」と早めに相談します。

まとめ:便利なものに頼って、家事を少し軽くしよう

共働き夫婦の家事分担は、思っている以上に難しいものです。

相手が何もしていないわけではない。
でも、自分の方が気づいている。
自分の方が細かい家事を拾っている。
そう感じると、少しずつモヤモヤがたまっていきます。

だからこそ、家事は気合いで頑張るだけではなく、見える化したり、仕組みを作ったり、便利なものに頼ったりしていいのだと思います。

完璧に半分にしなくてもいい。
でも、どちらか一方が無理をし続ける形にはしない。

家電や便利グッズ、サービスを使うことは、手抜きではなく、暮らしを守るための選択肢です。

忙しい毎日の中でも、自分たちらしく家事を回せるように。
KuraUPではこれからも、暮らしを少し軽くするヒントを届けていきます。

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