この記事を書いた人:咲那(さな)
四国出身・東京在住の会社員。昨年、東京で結婚式を挙げました。少人数婚、ホテル婚、和婚、フォトウェディングなどを幅広く検討した経験から、プレ花嫁さんに向けてリアルな体験談を発信しています。
こんにちは、KuraUP編集部の咲那(さな)です。
私は四国出身で、大学時代は大阪で過ごし、今は東京で会社員をしています。
昨年、東京で結婚式を挙げました。
夫は東京出身で、夫婦で東京に住んでいるので、結婚式を挙げるなら自然と「東京かな」と思っていました。
でも、いざ式場を探し始めると、思っていた以上に悩むことがたくさんありました。
「私の家族や友人だけ、遠方から来てもらうことになるのでは?」
「東京で挙げるのが本当に正解なのかな?」
「大阪や四国で挙げる選択肢もあるのでは?」
「そもそも、結婚式という形にこだわらなくてもいいのでは?」
今回は、地方出身・東京在住の私が、東京で結婚式を挙げるまでに悩んだことを、当時の気持ちも含めて書いてみようと思います。
同じように、地元を離れて暮らしているプレ花嫁さんや、結婚式をどこで挙げるか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
東京で挙げるのが自然。でも、少しだけ不公平さも感じていた
私たち夫婦は東京に住んでいて、夫も東京出身です。
夫の大学も東京なので、夫側の家族や友人にとっては、東京で結婚式を挙げることはかなり自然な流れでした。
一方で、私の実家は四国。
大学は大阪だったので、私の友人も四国や大阪にいる人が多くいます。
つまり、東京で結婚式を挙げるとなると、私の両親だけでなく、私側の友人の多くにも遠方から来てもらうことになります。
夫側のゲストにとっては来やすい場所でも、私側のゲストにとっては移動も宿泊も必要になる。
そう考えると、正直少しだけ「私側のゲストにばかり負担をかけているのでは?」という不公平さを感じていました。
もちろん、結婚式なので遠方から来てもらうこと自体が特別おかしいわけではありません。
でも、自分の家族や友人にだけ負担が偏るような気がして、少し申し訳ない気持ちがありました。

大阪婚や“結婚旅”も考えた
東京で挙げる方向ではありつつも、最初から東京一択だったわけではありません。
一度は、大阪で結婚式を挙げることも考えました。
大阪は私が大学時代を過ごした場所で、友人も多くいます。
東京と四国の間を取るという意味でも、気持ち的にはちょうどいい場所のように感じていました。
また、結婚式という決められた形にこだわらず、ゆかりのある各地を巡る“結婚旅”のような形も考えました。
夫の地元である東京。
私の地元である四国。
大学時代を過ごした大阪。
それぞれの場所を巡って、大切な人たちに会いに行く。
そんな形も、自分たちらしくていいのではないかと思っていました。
結婚式場を決める前の段階では、「どこで挙げるか」だけではなく、「そもそも結婚式という形にするのか」というところから考えていた気がします。
東京に決めた理由は、準備のしやすさと選択肢の多さ
いろいろ考えたうえで、最終的には東京で結婚式を挙げることにしました。
大きな理由は、やはり準備のしやすさです。
私たちは共働きなので、仕事をしながら結婚式の準備を進める必要がありました。
式場見学、打ち合わせ、ドレスショップ巡り、前撮りの相談など、結婚式準備は思っていた以上にやることがたくさんあります。
もし大阪や四国で結婚式を挙げることにしていたら、打ち合わせや衣装合わせのたびに移動が必要になります。
それは現実的にかなり大変そうだなと思いました。
東京であれば、土日だけでなく、平日の夜や予定の合間に式場やドレスショップを見に行くことができます。
仕事と結婚式準備を両立するうえで、「今住んでいる場所で準備できる」というのは大きな安心材料でした。
もうひとつの理由は、選択肢の多さです。
東京には、ホテル婚、少人数婚、和婚、レストランウェディング、フォトウェディングなど、本当にいろいろな選択肢があります。
式場だけでなく、ドレスショップや前撮りスタジオ、ロケーションフォトの選択肢も多く、最先端で今どきの雰囲気のものもたくさんありました。
私はもともと結婚式に対して強いこだわりがあるタイプではなかったので、結婚が決まってから初めて「こんなにいろいろな選択肢があるんだ」と知りました。
少人数婚も気になる。
ホテル婚も素敵。
和婚もいいかもしれない。
フォトウェディングという形もありかもしれない。
そうやって幅広く見られたのは、東京ならではだったと思います。

「東京から地方」より「地方から東京」の方が自然、という空気もあった
これは少し本音の部分ですが、東京で挙げることに決めた背景には、
「東京から地方へみんなで行くより、地方から東京に来てもらう方が一般的には自然に見えるのかもしれない」
という気持ちもありました。
本当は、私側の両親や友人が来やすい場所で挙げたい、という思いもありました。
でも、それを強く言うのは少し難しかったです。
夫側の家族や友人は東京にいて、私たち夫婦も東京に住んでいる。
その状況で「大阪や四国で挙げたい」と言うのは、どこか自分のわがままのように感じてしまう部分がありました。
今思うと、もっとフラットに話してもよかったのかもしれません。
でも当時は、「東京で挙げるのが一番自然だよね」という空気に、自分も少し引っ張られていたように思います。
こだわりが強くなかったからこそ、式場探しで迷子になった
東京で挙げると決めたからといって、すぐに式場が決まったわけではありません。
むしろ、そこからが大変でした。
私はもともと「絶対にこの式場がいい」「こういう結婚式がしたい」という明確な理想があったわけではありません。
結婚が決まってから、ネットで調べたり、SNSでプレ花嫁さんの投稿を見たりして、急にいろいろな選択肢を知っていった感じです。
Instagramで素敵な会場装花やドレス、前撮り写真を見ていると、どれもよく見えてきます。
「ここも素敵」
「あそこもいいな」
「このドレスもかわいい」
「この写真の雰囲気も好き」
最初は楽しかったのですが、だんだん選択肢を広げすぎて、逆に「選べない……」と疲れてしまうようになりました。
東京は選択肢が多い分、どこが本当に自分たちに合っているのかを見極めるのが難しかったです。
さらに、SNSを見ているとクオリティもピンキリに見えてきて、
「この中から本当にいいものを選べるのかな?」
という不安もありました。
選択肢が多いことは魅力でもありますが、情報を見すぎると疲れてしまう。
これは式場探しをしてみて初めて感じたリアルな大変さでした。
夫の「好きにしていいよ」に少しモヤモヤしたこと
式場探しをしている中で、夫に対して少しモヤモヤしたこともありました。
夫は基本的に「好きにしていいよ」というスタンスでした。
もちろん、私の希望を尊重してくれていたのだと思います。
でも、当時の私は式場探しや情報収集で頭がいっぱいだったので、少しだけ「一緒に考えてほしいな」と思うこともありました。
結婚式はふたりのことなのに、気づけば私ばかりが調べて、悩んで、比較しているような気がしたんです。
「好きにしていいよ」は優しさでもあるけれど、全部を任されているように感じる瞬間もある。
プレ花嫁さんの中には、同じように感じたことがある人もいるのではないかなと思います。

四国の式場やドレスショップ、フォトウェディングも一通り調べた
結果的には東京で結婚式を挙げましたが、東京だけを見ていたわけではありません。
私の実家が四国なので、四国の式場やドレスショップ、フォトウェディングも一通り調べました。
「地元で挙げるなら、どんな式場があるんだろう」
「四国で前撮りするのもいいかもしれない」
「東京より費用を抑えられるのかな」
「家族はその方が来やすいのかな」
そんなことを考えながら、地元婚やフォト婚の選択肢も見ていました。
また、大学時代を過ごした大阪にも友人が多かったので、大阪で挙げることも候補に入れていました。
最終的には東京を選びましたが、四国や大阪、フォトウェディングなど、いろいろな可能性を一度見たからこそ、納得して決められたのだと思います。
実際に東京で挙げてよかったこと
実際に東京で結婚式を挙げてみて、よかったと思うことはいくつもあります。
幅広い選択肢の中から、自分たちに合うものを選べた
まず大きかったのは、やはり選択肢の多さです。
式場、衣装、写真、ヘアメイク、演出など、東京には本当にたくさんの選択肢があります。
最初はその多さに疲れてしまうこともありましたが、結果的には、たくさん見た中から「自分たちにはこれが合っている」と思えるものを選べました。
いまどきの雰囲気や、写真のクオリティ、衣装の種類など、東京だからこそ選べたものも多かったと思います。
仕事をしながらでも準備しやすかった
共働きの私たちにとって、準備のしやすさはとても大きかったです。
土日や平日の夜など、予定の合間に式場やドレスショップを見に行くことができました。
打ち合わせも、遠方に移動する必要がないだけでかなり負担が少なかったです。
結婚式準備は想像以上に細かい決めごとが多いので、生活圏内で準備できることは大きなメリットでした。
家族に、私たちの今の暮らしを見てもらえた
実際に挙げてみて、思っていた以上によかったのが、私の家族に東京での暮らしを見てもらえたことです。
両親や祖父母、兄弟に、夫と住んでいる今の家や、夫の実家を実際に見てもらうことができました。
私にとって東京は、地元ではないけれど、今の生活の拠点です。
その場所を家族に見てもらえたことで、「私はここで暮らしているんだよ」と自然に伝えられたような気がしました。
家族も東京旅行のように楽しんでくれた
私の両親や祖父母、兄弟は、東京に来ること自体を旅行のように楽しんでくれていました。
結婚式だけでなく、その前後の時間も含めて、家族にとって思い出になったのではないかなと思います。
最初は「遠方から来てもらうのは申し訳ない」と思っていましたが、家族が楽しそうにしている姿を見て、少しほっとしました。

大変だったこと、少し心残りだったこと
もちろん、東京で挙げてよかったことばかりではありません。
大変だったことや、少し心残りだったこともあります。
両親に高い旅費を負担してもらったこと
一番気になっていたのは、やはり家族の旅費です。
四国から東京に来てもらうとなると、交通費も宿泊費もかかります。
特に両親には高い旅費を負担してもらうことになったので、そこは申し訳ない気持ちがありました。
私たちから「旅費は出すよ」と伝えたのですが、両親からは「お祝いも兼ねて」と断られました。
ありがたい気持ちはもちろんありました。
でも、少し申し訳なさも残りました。
大阪や四国の友人を招待する人数をしぼる必要があった
友人を招待する人数も悩みました。
私の友人は四国や大阪にいる人も多かったので、東京まで来てもらうとなると、気軽に全員に声をかけるわけにはいきません。
移動や宿泊の負担を考えると、招待する友人をある程度しぼる必要がありました。
「本当は呼びたいけれど、遠方から来てもらうことを考えると声をかけにくい」
そんな気持ちもありました。
選択肢が多すぎて、どこがいいのか迷った
東京は選択肢が多いことが魅力ですが、その分、どこがいいのか迷いやすいです。
見ていくうちに、
「ここもいいな」
「あそこも素敵だな」
と候補がどんどん増えていきました。
ポジティブに言えば、選べる幅が広い。
でも、ネガティブに言えば、決めきれない。
SNSを見ていると素敵な写真がたくさん出てきますが、実際のクオリティや相性は行ってみないとわからない部分もあります。
「本当にいいものを自分たちで選べるのかな?」
という不安は、式場探しの間ずっと少しありました。
振り返って、東京で挙げてよかった?
今振り返って「東京で結婚式を挙げてよかった?」と聞かれたら、私は「後悔はしていないし、よかったのかなと思う」と答えると思います。
もちろん、最初から迷いがなかったわけではありません。
私側の家族や友人に遠方から来てもらうことへの申し訳なさはありました。
大阪で挙げること、四国で挙げること、結婚式ではなくゆかりのある場所を巡る“結婚旅”のような形にすること。
いろいろな可能性を考えました。
それでも今、東京で挙げてよかったと思えるのは、たくさん調べて、自分たちなりに最適だと思える選択肢を選べたからだと思います。
東京だから絶対によかった、というよりも、
ちゃんと悩んで、比べて、納得して選べたからよかった。
そんな感覚に近いです。
結婚式場選びは、情報も選択肢も多くて、途中で疲れてしまうこともあります。
特に地方出身で東京に住んでいると、「どこで挙げるのが正解なんだろう」と悩む場面も多いと思います。
でも、今思うのは、最初から正解を選ぼうとしなくてもいいということです。
地元で挙げるのか。
今住んでいる場所で挙げるのか。
親族だけにするのか。
友人も呼ぶのか。
式ではなく写真や旅行のような形にするのか。
一度いろいろな選択肢を見てみることで、自分たちが大事にしたいものが少しずつ見えてくる気がします。
私の場合は、たくさん迷ったうえで東京で挙げることを選びました。
だからこそ、後悔せずに「よかったのかな」と思えているのだと思います。
同じように、地方出身で東京在住のプレ花嫁さんが迷っているなら、まずは東京婚も地元婚も、写真だけの形も、いろいろ見てみていいと思います。
比べたうえで選んだ場所なら、きっと自分たちにとって納得できる結婚式になるはずです。
この記事のまとめ

地方出身で東京に住んでいると、結婚式をどこで挙げるかは意外と悩むポイントでした。
私の場合、東京で挙げるのが自然ではありましたが、私側の家族や友人にだけ遠方から来てもらうことへの申し訳なさもありました。
それでも、仕事をしながら準備しやすかったこと、式場や衣装の選択肢が多かったこと、家族に今の暮らしを見てもらえたことを考えると、東京で挙げてよかったのかなと思っています。
ただ、そう思えるのは、東京だけでなく、大阪や四国、フォトウェディングなども含めて、いろいろ調べたうえで選べたからです。
結婚式に正解はないからこそ、最初からひとつに決めきらなくてもいい。
たくさん迷いながら、自分たちが納得できる形を見つけていけたら、それが一番なのかなと思います。

